Open today from 10:00am to 5:00pm
lt en jp

 

1. 在カウナス領事館の賃貸借契約書

 

2. アンターナス・スメトナ・リトアニア大統領の発出した杉原千畝副領事の派遣に関する認可状

 

3. 在カウナス杉原千畝副領事が松岡外務大臣に宛てた、リトアニア国内におけるソ連の勢力の拡大及びリトアニアの社会情勢を報告する電報

 

4. 在リガ大鷹公使から松岡外務大臣に宛てた、杉原千畝副領事の配置換えに関する電報

 

5. 松岡外務大臣から在カウナス杉原千畝副領事に宛てた、避難民の取扱方に関する電報

 

6. 在カウナス杉原副領事から松岡外務大臣に宛てた、避難民の取扱方に関する電報(上記5-1)に対する回答

 

7. 杉原ビザリスト

 

1. 在カウナス領事館の賃貸借契約書

機密第九號

        昭和十四年十月十八日

                  在「カウナス」

                       領事代理 杉原千畝

 外務大臣 野村吉三郎殿

 

當館家屋借入契約ニ関スル件

當館家屋借入方ニ付テハ十月二日附機密第二号往信中ニ及報告置タル如キ経緯アリタル後曩ニ御承認ヲ得、依テ十月七日家主トノ間ニ十月十五日乃至来年九月一日期間ニ対シ当該契約締結ヲ了シタル上同十六日之ニ移轉セリ

就テハ右契約原文寫及邦訳文各一通同家屋図面及「カウナス」市街地図各一部並契約ニ関聯スル参考事項説明書茲ニ別添送附スルニ付御査閲相成度

 

 

2. アンターナス・スメトナ・リトアニア大統領の発出した杉原千畝副領事の派遣に関する認可状

 

普通第三十四號

        昭和十四年十二月二十四日

                  在「カウナス」

                        領事代理 杉原千畝

 外務大臣 野村吉三郎殿

 

本官認可状ニ関スル件

十 月十三日附儀普通第十九号在「ラトヴィア」大鷹公使宛貴信ヲ以テ同公使宛御送付アリタル本官御委任状ハ當時同公使ヨリ之ヲ當國外務省ニ送付ノ上大統領ノ認 可状請求中ナリシ処今般右認可状ハ同外務省ヨリ仏訳文添附ノ上直接大鷹公使ニ送付越シタル趣ヲ以テ本官十二月九日「リガ」出張ノ際同公使ヨリ其手交ヲ受ケ タリ就テハ認可状及同仏訳文寫各一部別紙ノ通添附ノ上右報告ス

 追テ認可状ハ當館未タ金庫ノ備付無キ爲当分ノ間在「ラトヴィア」公使館ニ保管方依頼シ置キタルニ付右申添フ

 本信寫送付先

  在ラトヴィア公使

 

3. 在カウナス杉原千畝副領事が松岡外務大臣に宛てた、リトアニア国内におけるソ連の勢力の拡大及びリトアニアの社会情勢を報告する電報

昭和15年 二二七八五 暗 カウナス 七月二十八日發

本省     二十九日前着

 

松岡外務大臣               杉原領事代理

 

第五〇號

 

當 國内共産党工作ノ急速度ニ進展シタル影ニハ「ゲペウ」ノ仮借ナキ且電撃的「テロ」工作行ハレタル次第ニシテ「ゲペウ」ハ先ツ赤軍進駐ト共ニ波蘭人白系露人 當國人及猶太人ノ政治団体本部ヲ襲ヒ団員名簿ヲ取上ケタル上選挙三日前ヨリ団員ノ一斉検挙ヲ開始右ハ今ニ至ルモ継続セラレ居ル処今日迄ニ逮捕セラレタル者 「ウイルノ」千五百當地其ノ他ノ諸地ニ二千アリ大部分ハ旧波蘭軍人官吏白系露人将校當國旧政権与党タリシ國民党乃至社会党幹部「ブント」派及「シオニス ト」猶太人等ニシテ前首相「メルキス」及「ウルブシス」外相モ夫々家族ト共ニ莫斯科ニ送ラレタリ

尚一週間前ニ抑留波蘭軍人千六百「サマラ」方面へ押送サレタルニ対シ英国側ハ当地並ニ莫斯科ニ於テ蘇側ニ抗議中

右粛清開始以来危険ヲ感シ農村ニ潜込ミタル者鮮カラス独逸領ニ脱走セル者数百ト謂ハレ猶太人ハ本邦経由渡米スヘク査證関係ニテ當館ニ押掛クル者連日百名内外ニ及ヒ居レリ

独、蘇へ転電セリ

 

4. 在リガ大鷹公使から松岡外務大臣に宛てた、杉原千畝副領事の配置換えに関する電報

昭和十五年  八月十六日

宛 在カウナス杉原領事代理         發 松岡大臣

 

避難民ノ取扱方ニ関スル件

 

第二二號

 

最 近貴館査證ノ本邦経由米加行「リスアニア」人中携帯金僅少ノ爲又ハ行先國ノ入國手続未済ノ爲本邦上陸ヲ許可スルヲ得ス之カ処置方ニ困リ居ル事例アルニ付此 際避難民ト看做サレ得ヘキ者ニ対シテハ行先國ノ入国手続ヲ完了シ居リ且旅費及本邦滞在費等ノ相当ノ携帯金ヲ有スルニアラザレハ通過査證ヲ与ヘサル様御取計 アリタシ

 

 

 

 5. 松岡外務大臣から在カウナス杉原千畝副領事に宛てた、避難民の取扱方に関する電報

 

昭和十五年  八月十六日

宛 在カウナス杉原領事代理         發 松岡大臣

 

避難民ノ取扱方ニ関スル件

 

第二二號

 

最 近貴館査證ノ本邦経由米加行「リスアニア」人中携帯金僅少ノ爲又ハ行先國ノ入國手続未済ノ爲本邦上陸ヲ許可スルヲ得ス之カ処置方ニ困リ居ル事例アルニ付此 際避難民ト看做サレ得ヘキ者ニ対シテハ行先國ノ入国手続ヲ完了シ居リ且旅費及本邦滞在費等ノ相当ノ携帯金ヲ有スルニアラザレハ通過査證ヲ与ヘサル様御取計 アリタシ

 

 

6. 在カウナス杉原副領事から松岡外務大臣に宛てた、避難民の取扱方に関する電報(上記5-1)に対する回答

 (注:この電報が発出された日付は8月下旬ないし、9月初めと考えられる。)

 

7. 杉原ビザリスト

普通第二八號

        昭和十六年二月二十八日

                 在プラーグ

                      總領事代理 杉原千畝

 外務大臣松岡洋右殿

 

在「カウナス」領事館扱査證調書送付ノ件

前任地「カウナス」領事館取扱ニ係ル査證發給表(査證調書ハ別便)別添ノ通送付ス可然御取計相成度

追テ本件報告ハ「カウナス」領事館引揚書類ノ整理未タ終ラサルニ當館ノ閉鎖竝在「ケーニヒスベルグ」總領事館創立準備ノ御訓令ニ接シ館務輻輳ノ爲止ムナク遷延シタル次第ニ付右實情御諒承相成度